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ハア―モニー製 SH05R1Rモーター リミット調整法

今回はリミット調整の方法を案内させて頂きます

モーターはハア―モニー様製のSH05R1Rです
DSC_7808モーター モーター本体です
 
DSC_7807モーター型式 型式が書いて有るプレートです、モーターの上に有ります

ボックス側から見て右にモーターが付いているので、①が上限レバー、②が下限レバーです

DSC_7804リミットスイッチ 下からの見上げた状態です

まずレバーをフリー「シャッターがリミットで止まらない状態」にします
調整したい方を手前に引きます「5ミリ程」下に押し下げながら引くと簡単に出来ます
水平方向には硬くて引けないかもです

上限を調整する場合、①のレバーを引きシャッターカーテンを止めたい位置までボタン操作します
DSC_7806上限セット ドライバーの先にある黒色のレバーです
この時シャッターは自動停止しませんので停止ボタンを押して止めます
この状態で①レバーを押し込みます「1センチ程動きます」

下限調整の場合は②レバーで行います
DSC_7805下限セット

セットが出来ましたら、シャッターを動作させて任意の位置で止まるかを確認します
上手くセットできていない場合、オーバーランしますので要注意です
再度設定をやり直してください

上限はオーバーランするとボックス内に巻き込んでしまうので注意して下さい
修理するのが大変です

SG10型モーター(三和シャッター製)リミット調整

三和シャッター様製SG10型モーターのリミット調整法を紹介したいと思います。

モーターの形はこんな感じです

SG10モーター本体 (モーター取り付け位置は右付けです)

ラベル表示です

三和SG10モーター(2) (SG1014RC)

リミットの位置はモーター下側のフタの中です

SG10リミットスイッチ(1)  SG10リミットスイッチ(2)

調整する時は、フタを開けて、「下」位置のレバーが下限用、「上」位置のレバーが上限用のセットレバーです。

調整法ラベルです

SG10リミット調整ラベル (モーター横に貼って有ります)

ラベルの説明がわかりにくいので補足したいと思います。

上、下が途中で止まってしまう時、又は止めたい位置より上り過ぎる下がり過ぎる(止まらない)等の症状の場合に再調整します。

上限の調整法

シャッターを1メートル以上下げます(一番下まで下げます)この状態で「上」側レバーを内側(中立)に倒します。

シャッターを上限停止位置20ミリ手前まで上昇させます、シャッターを止めた状態でセットレバーを上側に倒します。

シャッターを少し下げてから上昇させセット位置で止まれば完了です。

位置がずれている場合は再度やり直します、20ミリ手前でセットするのは少し誤差が出る為ですので誤差を見極めながら調整して下さい。

下限の調整法

上限とやり方は同じです、操作レバーが「下」でシャッターを上げた状態からレバーを操作する事が違うだけです。

上下共セット後に止まらない事がまれに有りますので、いつでも停止させれる様にして下さい。

2~3回テスト動作をさせて異常が無ければ完了です、リミットスイッチのフタをして下さい。


 




F3型モーター(東洋シャッター製) リミット調整

東洋シャッター様製の F3型モーターの リミット調整法を紹介したいと思います。

このモーターは、車庫、店舗入口など良く目にするシャッターに付いています。

まずモーターの下に付いている制御盤カバーを開けます。

調整する時は、電源を切ってから行って下さい、感電する恐れが有ります。

F3 リミット(1) (モーターを下から見上げた状態です)

写真の上側に有る水色の部品がリミットスイッチです。(右側が下限、左側が上限です)

中央部に有る左右に伸びる黒色の棒がモーター回転と同期して回転します。(ネジが切ってあるボルト状です)

この部品の右端に付いているギヤがモーターのギヤと噛合っています。

ボルト状の上を白いダイヤルが左右に移動してリミットスイッチのレバーを押します。

ダイヤルは通常針金の様な部品で回転しない様に固定されていますので、調整時はこの針金を起こします。

手で起こしますが少し硬いです、その後シャッターを止めたい位置まで動作させます。

F3 リミット(2) (ロックレバーを起こした状態です)

上限の場合は、写真左側のダイヤルを指で回転させてスイッチを押す所まで回します。

下限の調整は、写真右側のダイヤルです。

片側がセット出来たら必ずロックレバーをセットしてからシャッターを動作させて下さい。

ロックさせずにシャッターを動かすと、セットした位置が狂いますので注意して下さい。

F3 制御盤蓋 (制御盤の下に付いているカバーです)

調整が終わりましたら、シャッターを上下させセットした位置で止まるか確認して下さい、止まらない事を想定していつでも押しボタンで止めれる様にして下さい。




東洋シャッター製 TS型開閉機 リミット

東洋シャッター様製、古いタイプのリミットスイッチを紹介したいと思います。

開閉機(モーター)のタイプは、TS(200、600、1000)型です。

TS600減速機兼ブラケット TS600用減速機です

このリミットスイッチは、モーターには付いておらず減速機のギヤーに装着されています。

リミットスイッチが壊れてしまうと、部品が無い為交換が出来ません、リミットスイッチの代替部品も有りません。

モーターが回転していれば、手動で停止させるか又はブラケット、モーター、制御盤等を新しいタイプに取替えるしか有りません。

TS600とTS1000はブラケット、モーター等を変えれば対応出来ますが、TS200はプラスドラムシャフトも交換が必要です。

続いて調整方法を紹介したいと思います。

写真はモーター右付け用です、左付けは鏡に映した状態になります。

写真向かって左側が上限用、右側が下限用です。

左付けは写真が鏡に映った状態で右が上限、左が下限になります。

右も左も取付面側が上限、モーター側が下限です。

TS600 リミット 通常 レバーが押し込まれている状態

通常使用されている状態です(セット位置)。

レバーを引き上げてフリーにします。

TS600 リミット フリー 上下共フリーにした所です

TS600 リミット 上限セット 上限側を押し込んでセットした状態です

TS600 リミット 下限セット 下限側を押し込んでセットした状態です

リミット調整時の注意ですが、リミットが壊れてもいい覚悟で行って下さい、今少しだけずれているので調整をしたい場合は、我慢して下さい。

何しろ古い物ですので、壊れ易いです。

壊れにくい調整法は、上限を調整する場合を例えとして説明いたします。

今少し手前で止まってしまう状態の場合、止まった位置で上限レバーを引き上げてからシャッターを下まで降ろします、その後上限の止めたい位置手前5~6センチで停止させレバーを押し込んで下さい。

後は祈りながら少し下げてから上昇させ止るか確認して下さい、もし止まらない場合は数回やり直して下さい。

止まった場合でも安心は出来ません、一旦下まで降ろして上昇させて途中で止まらずセット位置で止まればOKです。

下限も同じ要領で行って下さい。

NGの場合は、修理不可能です、レバーを一旦動かすと壊れる可能性大です。

何度も言いますが、シャッターが途中で止まってしまったり、上下限で止まらなくなった時のみに調整を行って下さい。

リミットが悪くてシャッターが途中で止まってしまう場合は、故障した側のレバーを引き上げたままにしておけば動く様になります、しかし止まりませんので手動で停止させて下さい。

文化シャッター製リミット(4)

文化シャッター様製の、リミットスイッチの調整法を紹介したいと思います。

このリミットスイッチは、色々な種類のリミットとして使用されておりますので同じ形でしたらこの方法で調整ができます。

文化製リミット(1)  文化製リミット(2)  文化製リミット(7)


モーターの横に取付けられており、ギヤを介して駆動しています。

真ん中の写真が、通常調整前の状態です。

黒色のレバーが調整用、中間にある白色の板状の物はレバーをロックする装置です。

文化製リミット(3) ロック装置を解除した状態です

ロックは写真下方向に押し下げれば、解除できます。

モーターが右付けの場合は①番レバーが、上限セットレバーで②番レバーが、下限セットレバーです。

左付けの場合は、①②レバーが反対になります。(①-下 ②-上)

モーターを右付けとして、説明させて頂きます。

まず①レバーをフリー状態にする為、指で押し込み写真下方向に下げます、レバーは入り込んだままの状態になります。

文化製リミット(4) ①を押し込んだ状態です

この状態でシャッターを上限位置(止めたい位置)まで動かして停止した後、①レバーを写真上方向に動かしてレバーを元の出ている状態に戻します、これでセット完了です。

続いて下限です、②レバーを押し込みます、セットしたい位置まで動かしレバーを戻します。

文化製リミット(5) ②を押し込んだ状態です

両方とも調整したい時は、①②とも押し込んで下さい。

文化製リミット(6) 両方ともフリーです

調整が終わったら、シャッターを数回上下させてセット位置で止まるか確認して下さい。

調整後はシャッターが止まらない事が有りますので、必ず押しボタンですぐに停止できる用意をして置いて下さい。

確認が終わったら必ずロックをして下さい。

シャッターが途中で止まってしまい調整する時は、レバーをフリー状態にしますが、止まらない状態を調整する時は止めたい位置でシャッターを停止させ、①又は②レバーを押し込んでそのまま元に戻せばセットできます。

調整順序は、上下どちらからでも結構です、調整できない場合はリミットスイッチが壊れている可能性があります。







東洋シャッター製、新F型リミット調整

東洋シャッター様製の、F6,F10,F36型モーター新型リミットの調整法を紹介したいと思います。

モーターの形はほぼ同じで、取付位置も同じですが、リミットスイッチの構造が変わりセット方法も簡単になりました。

新F型リミットスイッチ フタが閉まっている状態です

フタの爪を起こし開けます、セット終了後は必ず閉めて下さい。

新F型リミットスイッチ内部 フタを開けた状態です

レバーはセットされている状態で、フタを開けると必ずこの状態になっているはずです。

モーター右付けの場合は、画面上側が下限、下側が上限のリミットスイッチです。(説明書き通りです)

モーター左付けの場合は、説明書きの上下が反対になります。

それでは調整方法ですが、上下共調整する場合は両方のレバーをフリー方向に動かします。(写真手前方向に引っ張りながら上方向にスライドさせます)

新F型リミットスイッチ(フリー) 両方フリー方向にスライドさせた状態です

この状態でシャッターを止めたい位置まで動かし停止させ、レバーをセット位置まで戻します。

新F型リミットスイッチ(上セット)   新F型リミットスイッチ(下セット)

左が上限セット状態で右が下限セット状態です。

セットが完了したら、調整位置で止まるか確認して下さい。

セット状態が悪いと止まらない恐れが有りますので、すぐに止められる様に押しボタンスイッチの(停)に指をかけて置いて下さい。

止まらない場合は、再度止めたい位置まで動かし停止させ、セットレバーを今度は写真手前方向に引っ張ってそのまま手を放して下さい(勢い良く放して下さい)、この操作を2回ほど行い最後に白いリミットスイッチの箱を指で押してみて下さい。

レバーを引っ張る時、強い力で引くと中のマイクロスイッチが浮き上がる恐れが有りますので、この操作を行います。

セットが完了したらフタを閉めて下さい。

フタ裏の説明書きに中間と有りますが、オプション品を取り付けることでシャッター中間位置の信号を取る事が出来ます。

セット位置は任意の中間位置1ヶ所のみです。

もう一つ、信号用のスイッチを増設する事ができ、上限2個、中間3個、下限2個 各ab接点を取る事ができます。

(遠い場所でシャッターが閉まっているか開いているか確認ができる等の使い方ができます)

文化シャッター製 リミット調整(3)

文化シャッター様製の、かなり古いタイプのリミットスイッチを紹介したいと思います。

ダイアル式のリミットスイッチです、細かな調整が利き大変優れた故障の少ない物です。

文化シャッター製 リミットスイッチ (全体の画像です)

モーターの回転が、写真左のギヤに伝わりギヤの心棒が回転します。

心棒にねじ山が切って有り、金色のナット部が左右に移動してリミットスイッチをON、OFFさせます。

文化シャッター製 リミットスイッチ(2) (カバーを外した状態です)

金色のナット部ですが、向かって左は左端部に移動してマイクロスイッチを作動させます。

向かって右側は右端部のマイクロスイッチを作動させます。

マイクロスイッチはモーターが右付け左付けによって変わりますが、上限用と下限用の2つです。

ナット部に白い物が覆いかぶさっていますが、これはナットが空転しない様にするロック装置です。

文化シャッター製 リミットスイッチ(3) (ロックを外した状態です)

調整時に、ロックを外し指で回転させリミット調整を行います。

回転させて行き、マイクロスイッチが「カチッ」と音がすればそこがセット位置です。

文化シャッター製 リミットスイッチ(4) → 文化シャッター製 リミットスイッチ(5)

左がスイッチを押す前で、右が押した状態です(写真では、ちょっと分かりづらいので音で確認して下さい)

調整が完了しましたら、透明のカバーを必ず閉めて下さい、これを付けないと白色のロック装置がすぐに外れて空転してしまいます。

リミットスイッチの上下の確認方法ですが、少しだけ変えたい場合はシャッターが止まった時にナット部がマイクロに近いもしくは押している方がそのスイッチです。(上限ならば、シャッターを開けた時にマイクロに近い方が上限用で、遠い方が下限用です)

全く狂ってしまっている時は、指でマイクロを直接押して動かない方がそのスイッチです。(上限用ならば押しボタンスイッチの開を押して動かない方が上限用で、もう一方が下限用です)

注意 : セットしてテスト動作をする時もカバーは閉じて下さい。




三和S、東洋Sが使用 ハーモニー製 リミット調整

三和シャッター様、東洋シャッター様が、ガレージ等に使用しているハーモニー様製シャッターモーターのリミット調整を紹介したいと思います。

シャッターの大きさにより、モーターとスプリングの併用式と、通常のモーターのみ巻上げ式が有ります。

スプリング併用式は車が1台入る程度のシャッターに良く使われます。

それ以上の大きさになると、モーターのみで巻上げるタイプになります。

両者とも設定方法は同じです。

① 最初にシャッター電源を入れ直します(切ってから再度入れます)又は設定ボタンを[ピッ]と鳴るまで押します。

「設定ボタンの位置 : スプリング併用式はシャッターを一番下まで降ろしスプリングシャフトの中心よりに制御盤付きモーターが有りますので、そこに付いています。

モーター巻上げ式は、モーターの下に制御盤が有り端子カバーを開けると有ります。」

② 5分以内に(停)ボタンを押しながら(閉)ボタンを3回押し、(閉)(停)の順番で離します。

この時に制御盤から(ピッピーピッピー・・・・・)と鳴り始めます、これで設定状態に入りました。

③ 下限設定 : 下限セット位置までシャッターを閉めます、(操作は押している時だけ動く押切り操作になっています。)位置が決まったら(停)を押しながら(閉)を3回押します、(閉)(停)の順番で離します、この時に(ピピッ)と鳴ればセット完了です。

④ 上限設定 : 操作の間隔が5分以内であれば②の操作から行います、5分以上経っていれば①から行います。
設定状態になったら、上限セット位置までシャッターを開けます、位置が決まったら(停)を押しながら(開)を3回押します、(開)(停)の順番で離します、(ピピッ)と鳴れば完了です。

設定が終わりましたら、数回動かして確認して下さい。

やり直す場合は ①から行って下さい、上限、下限どちらか1方だけの調整もできます。

注意 : 夏場など気温の高い日に何回もシャッターを上下させるとモーターが発熱し動かなくなる場合が有ります、この時は時間を置き冷めてから再度行って下さい。



日本シャッター、東洋シャッター製 L1モーターリミット調整

日本シャッター様&東洋シャッター様製の同型L1モーターのリミット調整の紹介をしたいと思います。

L1、L2、L3、L4などL型モーターに応用ができますので参考にして下さい。

今回はL1モーターでも新しいタイプでの説明です。(新しいと言っても20~30年前から有ります)

L1モーター (形はこの写真にて判断して下さい)

まずモーターの位置ですが、東洋シャッター製は右に付いています、日本シャッター製は殆どが右ですがまれに左に付いています。

現状は生産されてませんので、モーター不良の場合は代替モーターでの対応になります。

それではリミット調整ですが、モーター右付けの場合での説明で進めたいと思います。

L1モーターリミットふた (真下から見た写真です)

扇形の蓋を横にスライドさせて開けます。(硬い場合が有りますのでペンチ等で挟んで開けて下さい)

L1モーターリミット中立 (開けた時の写真です、レバーは中立状態です)

上限のセットの場合、シャッターを一番下まで降ろします、その後中のレバーを手前に倒します。

L1モーターリミット上限 (手前に倒した状態です)

この状態で止めたい位置まで上昇させシャッターを止めます(この時止めたい位置の5ミリ~1センチ手前で止めて下さい)

レバーを中立に戻し、シャッターを10センチ程下げてから上昇させます、設定位置で止まればOKです。

下限の調整は、シャッターを一番上に上げてからレバーをシャッターカーテン側に倒します。

L1モーターリミット下限 (カーテン側に倒した状態です)

この状態で、シャッターを降ろし止めたい位置で停止します(止めたい位置、土間などに着いた状態)レバーを中立に戻してから10センチ程上げて下降させます、設定位置で止まればOKです。

再度上昇下降を2~3回行い正常位置で止まれば完了です。

このリミットが位置ズレ故障を起こすことはあまり無いので、位置が変わった場合チェーン飛びなど他の原因を調べて見て下さい。ローラーチェーンの歯飛び






代替品 カム式リミットスイッチ交換要領

今回は リミットスイッチのスプロケットが破損し、上下限リミットが利かなくなり交換するまでの紹介をしたいと思います。

リミットが利かずシャッターが上りすぎ、巻き取りボックスにシャッターカーテンが、噛み込んで動かなくなっていました。

カム式リミット スプロケット破損(1) (リミットの全体画像です)

モーターの上に付いているリミットスイッチのスプロケットが割れ、チェーンも外れています。

カム式リミット スプロケット破損(2) (拡大写真です)

このモーターとリミットスイッチは、かなり古く同じ部品も代替部品も有りませんでしたので、改造して取替えました。

カム式リミット 交換後(1) (リミット取付台に穴あけ加工をして現行タイプを取付けました)

加工要領はモーターのスプロケットとリミットスイッチのスプロケットのチェーン芯を合わせて穴をあけて取付けます。

この場合は取付台が多少左右に動きましたので、加工後調整しました。

カム式リミット 交換後(2) (チェーンを張った状態です)

チェーンは新品の長い物を用意して、リミット取付後に合わせて切断してジョイントにて取付けます。

チェーンの張り具合は、取付台の下にスペーサーを敷いて行き調整します。

注意 : チェーンスプロケットの芯がわずかにでもズレているとモーターが回転している時に外れてしまいます。 (自転車のチェーンが外れるのと一緒です)

もう一つ チェーンを張りすぎるとリミットスイッチの回転するシャフトが折れてしまいますので、少し緩めぐらいに調整をします。

後は結線をしてから、リミット調整をすれば完了です。(カム式リミット調整法のリンクです

このリミットスイッチの結線ですが、2個のリミットスイッチが付いており、電線が白白のスイッチと、黒黒のスイッチが有ります。

白と黒1本づつを制御盤のリミット共通へ、残りの白と黒を制御盤の上限用、下限用どちらでも結構ですのでつなぎ込みます。

例 : 上限に白色をつないだのなら白線が出ているスイッチが上限用リミットになります。

(私のこだわり : 上限はシャッターが開き明るくなるから白色スイッチ、下限は閉まって暗くなるから黒色スイッチにしています。 どちらを使って頂いても同じなんですが)




カム式リミット調整 三和シャッター製

今回は、三和シャッター様製のかなり古いタイプのカム式リミットスイッチの調整法を紹介したいと思います。

三和シャッター製 かなり古いモーター (ラベルを見ると昭和47年製と書いてあります。)

約37年ほど前のモーターです、私の知る所このモーターはまだまだ現役で沢山使用されております。

古いビルなどで使われており、テナントの改装などで天井の高さが変わった、土間の高さが変わったなどでリミット調整が必要になる事が有ります。

それでは調整法ですが、大きく位置を変更する場合と数センチの変更(微調整)をする場合の調整法が有ります。

大きく変更する場合は最後に微調整が必要ですので、こちらの説明で両者一緒にさせて頂きます。

三和シャッター製 カム式リミット (リミットスイッチの中身です、本来は正面に透明のカバーが付いています。)

ドライバーで透明カバーを外し、上限用、下限用のスイッチを調べます。

上下どちらかだけの調整なら、調整しない側まで動かしてその時にスイッチを押している反対側が、今回調整する側になります。

調べる方法は、茶色のだるま型カムどちらか片方を、この絵で言うと上に引っ張り上げて青色のスイッチがカチッという所まで回します。

この状態で、押しボタンスイッチの上又は下を押します、どちらか動かない方がそちらのリミットスイッチです。

次にだるま型カムの回転方向を調べます、両方とも青色のスイッチが押されてない所まで引っ張り上げて回して下さい、この状態でシャッターを動かしカムの動きを調べます。

上下のスイッチと回転方向がわかったら、シャッターを止めたい位置まで動かします、できれば下限から調整したほうが良いと思います。

下限でシャッターを止めたら、下限用のカムを回してスイッチがカチッという所まで回して下さい。

これから微調整に入ります、微調整用ネジのロックナットをプライヤー等で緩めます。

三和シャッター製 カム式リミット ロック (指示しているのがロックナットです)

1回転ほど緩めたら、微調整ネジをスイッチがカチッと戻るまで緩めます、カチッと言ったら今度はゆっくり、スイッチが又カチッと言うまで閉め込んで行きます、この状態で微調整ネジをしっかり持ってロックナットを締め付けます。(ロックナットだけ回すと微調整ネジも一緒に回ってしまいます)

三和シャッター製 カム式リミット 微調整ネジ (微調整ネジです)

調整が終わりましたら、50センチほど上げてから降ろし任意の位置で止まればOKです。

もし少しずれていたら、微調整ネジで(閉めれば早く止まり、緩めれば遅く止まります)調整して下さい。

上限も同じ要領で調整しますが、調整ミスで上限で止まらずシャッターが上り過ぎるのを防止する為、少し手前から調整をして行き徐々に上げて行って下さい。

両者の調整が終わりましたら、1~2度シャッターを上下させて定位置で止まれば完了です。

下限調整を先にするのは、下は少しずれても特に問題が無い為です、下限で練習して下さい。

補足ですが、微調整ネジは青色のスイッチを茶色のカムに近づけたり遠ざけたりするネジです。

注意 : スイッチを押さない限りシャッターは止まりませんので、フリー状態にした時は十分操作に注意して下さい。

基本的な調整方法は説明通りですが、カムの位置とスイッチの位置がうまく合わない時は、カムと微調整ネジを上手く組み合わせながら調整して下さい。



文化シャッター(新生精機)製 リミット調整(2)

少し古いタイプの、文化シャッター様(新生精機)製のリミットスイッチ調整法を紹介したいと思います。

8月16日に紹介したカム式と並び、昔から有るシンプルで優れたリミットスイッチです。

他メーカーでも、この形は違いますがこのタイプを使用しておりますので、参考にして下さい。

ダイヤル式 リミットスイッチ 本体 (ダイヤル式リミットスイッチ 単体部品です)

左側のギヤのように見える物が、モーターとチェーンでつなぐスプロケットです。

この部品が回転するとねじ山が切ってある軸も回転し、透明カバー内の左右に配置してあるダイヤル部が左右に移動してマイクロスイッチを押します。

簡単に言うと、ボルトとナットの関係です。ナットを手で動かないように持って、ボルトをもう一方の手で回すと、ボルトの上をナットが移動するのと一緒です。

それでは、調整の仕方を説明して行きたいと思います、シンプルなので分かってしまえば簡単です、うまく説明できればいいんですが。

まずは、上下のダイヤルを見分けます、今シャッターが動いている状態で少しだけ位置を変えたい場合は、上限、下限でシャッターが止まった時にマイクロスイッチを押している方です。

全く新規の調整の場合は、どちらかのマイクロスイッチを指で押した状態で押しボタンスイッチを上又は下を押し動かない方が(上を押して動かなければ上のリミットスイッチです)そのスイッチです。

ダイヤル式 リミットスイッチ ロック (ロックのネジです)

まず写真のロックネジを緩めます(緩める回数は1~2回転です)、これは指で回せますが他タイプではドライバー等で回すのも有ります。

シャッターを止めたい位置まで、押しボタンスイッチを操作して動かします。

ダイヤル式 リミットスイッチ ダイヤル (金色部が調整用ダイヤルです)

その後ダイヤルの金色部を指でマイクロスイッチを押すカチッと音がするまで回します、音がしたらそこでロックのネジを閉めます。

この状態でシャッターを動作させ任意の位置で止まれば完了ですが、数センチ微調整をしたい場合は微調整ネジで調整して下さい。

ダイヤル式 リミットスイッチ 微調整 (微調整ネジです)

右に回せば早く止まる様に、左に回せば遅く止まる様になります。

ダイヤル側で少しずつ回しても微調整は可能です。

古いシャッターはこの軸とダイヤル部が回りにくくなっている場合が有ります、CRC等の潤滑材を塗布してから行って下さい。

注意 : ドライバーなどでロックをする場合は閉めすぎに注意して下さい、ネジの相手側が破損しますとリミットスイッチ自体交換が必要になります。

私も1度締めすぎて破損させてしまい、交換をしました。

最後に透明カバーの説明を載せて置きます。

ダイヤル式 リミットスイッチ 説明






文化シャッター製 リミット調整(1)

今回は、文化シャッター(新生精機)様製のリミット調整法を、紹介したいと思います。

モーターの種類でリミットスイッチの形もさまざまですが、良く使っている、わりと新しいタイプを説明いたします。

新生精機リミット本体 (モーターから外したリミット単体です。)

画像をクリックして頂くと、説明が良く見えると思います。

上の方に見える黒い歯車が、モータの歯車に回されてリミットスイッチが動作します。

調整方法ですが、①、②の横に見える黒色のレバーを90度横へ倒します。

新生精機リミット フリー (①をフリーにした所です。)

リミットスイッチの写真方向が左なので、モーター左付けとして説明いたします。

①が下限調整レバーになりますので、シャッターを止めたい位置まで下げレバーを元通りに起こせばセット完了です。

新生精機リミット セット (①をセットした状態です。)

上限を調整する時は、②のレバーで行って下さい。

調整セット完了後は、シャッターを1~2度上下させて確実に止まるか、確認して下さい。

注意 : レバーには必要以上の力を加えないで下さい、反対方向に回転させないで下さい。

フリーの状態はシャッターが自動停止しませんので注意して下さい。セットしたすぐはシャッターが止まらない場合があります、テスト動作を必ず行って下さい。

モーターが右付けの場合は、①が上限、②が下限用です。



東洋シャッター製 F型モーター リミット調整

今回は、東洋シャッター様製のリミットスイッチ調整を紹介したいと思います。

F型モーター(F6、F10、F36)と言うようにシャッターの大きさによって数種類が有りますが、ほとんど一緒です。

しかしここ数年前に新型リミットスイッチに変わったようで、今回は旧型の紹介をいたします。

写真はF10型です。

F型リミットスイッチ (モーターは右付け、リミットスイッチのふたが閉まっています。)

このふたを開けると中に調整用のレバーが有ります。

F型リミットスイッチ(中立) (このレバー位置が中立で通常動作している時の位置です)

下の方に有る黒い部品がスイッチ本体、上の方の手前に有るのが調整用レバーです。

まずは上限のセット法方を説明します。

シャッターを上限セットしたい位置から1メートル以上下げて下さい。

シャッターが止まっている状態で、リミットスイッチ調整用レバーを、下方向に倒します(ふたの裏の上と書いてある方向です。)

F型リミットスイッチ(上) (上限調整の為に倒した画像です)

この状態でシャッターを上限の止めたい位置まで上昇させます(セットしたい位置の1~2センチ手前で止めて下さい)ここでレバーを中立に戻します、10センチほど下げてから上昇させ任意の位置で停止すればOKです。

うまくいかない場合は、最初のシャッター位置を1メートル以上をできるだけ沢山とって下さい。

下限のセットは、シャッターを1メートル以上上げてからレバーを上方向に倒して下さい(ふたの裏に下と書いてある方向です)この状態でシャッターを下限セット位置まで下げます、レバーを中立に戻してからテストをしてセット位置で止まればOKです。

F型リミットスイッチ(下) (下限調整の為に倒した画像です)

上下とも調整ができたら、1~2度シャッターを上下させて無事止まれば完了です。

注意 : 中立以外の状態ではシャッターが自動停止しませんので十分注意して下さい。

基本的にリミットスイッチは正面に付いていますが、モーター取付ビスが3本有りリミットの位置が3方向どこに有るかは(?)です。

今回の説明はモータが右に付いている状態です、左付けの場合はラベル上下が反対になります(左右に関係なくレバーを上に倒せば下限、下に倒せば上限です)

新型リミットについては、後日また紹介させて頂きます。



三和シャッター SGタイプモーター リミット調整

今回は 三和シャッター様製のリミットスイッチ調整の紹介をしたいと思います。

リミットスイッチの位置はモーター上部に配置されています。

ベージュ色系のプラスチックでできた、約7~8センチ角の部品です。

SGモーター リミット 黄色の線が出た部品です。

リミットスイッチの後ろに見えているのが、シャッター制御盤です。

調整方法ですが、リミットスイッチから黒色のL字型のレバーが2つ出ており、これで調整します。

SGモーター リミット(2) 赤色の ① ② の手前下にあるレバーです。

モーターが右側に付いている場合は ①が上限用、②が下限用です、左側に付いている場合は逆になります。
(左右の見分け方は、シャッターを巻き取っている側から見てモーターがどちらに付いているかです)

右モーターの上限調整の場合は、①のレバーを手前方向に引張りフリー状態にします、シャッターを止めたい位置で停止させてレバーを押し込んでセット完了です。

セットした位置で止まるか確認した後、一度下まで降ろしてから上限まで上げて下さい、途中で止まらずセットした位置でちゃんと止まればOKです。

もしも途中で止まってしまったり、セットした位置で止まらなかったりしたらリミットスイッチの不良が考えられます。

しかし交換するのはちょっと待って下さい、再度調整をしてみてレバーを押し込む時2~3回ガチャガチャと押してみて下さい。

それでもダメな場合は、リミットスイッチの上蓋(プラスのネジが2本止まっています)を外し、中のプラスチックギヤにCRCなどの潤滑剤を塗布してみて下さい、元通りにしてから再度調整をしてみて下さい。

今までこの方法でほとんどが治りました、ここまでやって治らない場合は交換して下さい。

最後にこのリミットの説明書きをアップしておきます。

SGモーター リミット(1) ロックがフリー状態で、リセットが通常(セット)の位置です。

注意 : ロックの位置ではシャッターが壊れるまで動き続けますので、十分注意して下さい。
又セットした後も必ず止まると信じないで、押しボタンスイッチの停止に指をかけていつでも止められる用意をして置いて下さい。


レバー式 リミット調整 (FU-002MA1)

軽量電動シャッター 幅=3.2メートル 高さ=2.3メートル お店の入口に付いているタイプです。

モーターの型式は FU-002MA1です.

FU-002リミット フリー これが調整前のフリーの状態です。

下から見上げるとこの部分が見えます、通常は文字が書いてあるふたは閉まっています。

レバーは上限用、下限用と2つ付いていますので調整をしたい方だけ外側(フリー)に倒します。

止めたい位置までシャッターを動かして停止させ、リミットのレバーを内側(セット)に戻します。

FU-002 リミット セット これがレバーをセットした状態です。

リミット調整は、この作業だけで出来ます、何度やり直しても結構です。

注意 : リミットがフリーの状態では、シャッターが壊れるまで動き続けますので慎重に行って下さい。


カム式リミット

色々なシャッターに付いている、汎用タイプのリミットについて紹介させて頂きます。

名称はわかりませんが、カムが回転して山になった部分でシーソーを介してスイッチを押すタイプです。

カム式リミットスイッチ 上下限、左右回転に関係なくセットできます。

写真左のスプロケット部にチェーンが張られてカムとカムの間のネジが回転してカムを回転させます。
チェーンの相手は基本的にモーターに付いていますが、シャッターの巻き取りシャフトに付いている場合も有ります。

調整方法は、カムの中心のつまみを引っ張り上げて回転させておおまかな位置を調整し、ケース横のつまみネジでスイッチをカム横のシーソーレバーに近ずけたり遠ざけたりして微調整します。
つまみネジの横にロック用のネジが有りますので調整後はしっかり閉めて下さい。

カム式リミットスイッチ微調整 微調整のネジを閉めて行ってスイッチがONした状態です。

結線方法は 制御盤のリミット共通側を各スイッチのどちらかの線に、上下はどちらでも使用出来ますので、お好みでつないで下さい。

私のやり方は、上限がシャッターが開いて明るくなるので白色側、下限が閉まって暗くなるので黒色側につないでいます。

後はモーターが右左どちらかに付く事で、リミットの回転も変わりカムの回転方向も変わりますので実際動かし確認して下さい。