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三和S SB10,20 東洋S SH5,7 手動操作方法

今回は停電になった時、電動シャッターの操作方法を案内させて頂きます

各メーカーに様々な種類が有りますので、今回は三和シャッター様のSB10型、SB20型
東洋シャッター様のSH5型、SH7型の案内です。

この4種類は殆ど同じ形をしていますので参考にしてください

写真は三和さんのSB20です

モーター本体 ボックスから見て右に付いているタイプです

型式プレート モーターの上に型番プレートが付いています

シャッターを下げる場合はモーターから出ているワイヤーにロープがつけて有りますのでこちらを引いている時だけシャッターが下がります
離せばシャッターは止まります
ゆっくり下がってきますので、慌てる必要は無いです

続いて上昇させる時は2種類タイプが有ります
手動操作チェーンとハンドルのタイプです

手動装置① チェーンタイプです

ハンドルタイプは写真が有りません、すみません。
黒色のチェーンホイールの代わりにハンドルが付いています

今回の場合、右にモーターが付いているのでチェーンホイール側から見て時計回りに回せば上昇します
左モーターの場合は反時計方向に回せば上昇します

「三和さんは左右勝手が有りますが、東洋さんは右勝手のみになります」

手動装置② 手動装置を下から見た写真です

チェーンホイールの後ろから見て右の鎖を下方向に引っ張ればホイールが右回転します

下げる時は白色のロープを下方向に引けばシャッターの自重で下がってきます

下げる時はロープを引くだけで簡単に下がってきますが、上げる時はかなり重労働です

チェーンタイプよりハンドルタイプの方がより大変です

これから雷シーズンですので、停電になってシャッターを開けたい場合はこちらを参考にしてください

形は違いますが基本操作はどのモーターも同じような物です
「全く違う物も有りますので注意して下さい」

三和シャッター製 SG10 停電時手動操作方法

三和シャッター様製のSG10**型の手動操作方法を紹介したいと思います。

車庫等によく使用されているブロードと呼ばれる電動シャッターです。

三和SG10モーター(1) 三和SG10モーター(2) (モーターに貼ってあるラベルです)

わかり易い様にボックスの鉄板を外して有ります、通常は下に点検口が付いていますので、そこから操作します。

左側写真のモーター部左上から紐が出ています、これが下げる時のブレーキ開放装置です。

モーター下部から出ているチェーンが巻上げ装置です。

三和SG10モーター(ブレーキ紐)

この紐を左方向に引っ張ると、シャッターの重みで降下します。この場合モーター右付けですが左付けの場合は右方向に引っ張ります。

引いている時だけシャッターが下がりますので、下に付いたら離して下さい離せばシャッターも止まります。

三和SG10モーター(手動チェーン) (電線がいっぱい有りますので注意しながら操作します)

三和SG10モーター(手動チェーン操作)

チェーンを巻いて行くと少しづつシャッターが上って行きます、一番下の部分がボックスの下面と一緒になったら止めて下さい。

上げ過ぎるとシャッターが降りなくなってしまいます。

下げる時はシャッター自体の重さで自重降下しますが、上げる時はちょっと大変です。

文化シャッター製 モートD 停電時手動操作方法

文化シャッター様製の、スプリング併用シャッターモートD開閉機の手動操作方を紹介したいと思います。

このタイプは、軽量手動シャッターの巻取りシャフトを別置きモーターで駆動させる物です。

文化シャッター モートD(1) (下から見上げた写真です)
文化シャッター モートD(2) (上から見下げた写真です)

巻取りボックスの鉄板を取外した状態です、点検口が有る場合は開けて操作しますが無い場合は鉄板を取外して行います。

黒いのがモーター本体です、上写真右側に付いているローラーチェーンで巻取りシャフトを駆動します。

下写真の上側に付いているのがダイヤル式リミットスイッチです。

手動操作の切替は、モーター後方から下にぶら下っている紐で行います。

文化シャッター モートD(3)

電動時は(入)側が引っ張られている状態です、手動操作にする時は(切)側を引っ張って下さい、モーター内のクラッチが外れ手動で上げ下げが出来る様になります。

手動操作に切り替えた場合誰でも上げ下げが出来てしまいますので、シャッターを降ろしたら(入)の紐を必ず引いて下さい。



東洋(ハアーモニー)製SHB04S 停電時手動操作方法

東洋シャッター様使用、ハアーモニー製SHB04Sスプリング併用式電動シャッター開閉機の停電時手動開閉操作方法を紹介したいと思います。

このタイプはシャッター本体が東洋シャッター製でモーターだけハアーモニー製を使用しております。

動作方法は手動スプリングシャッターにモーターを付けただけですので、モーターのクラッチを外せば手で簡単に上げ下げができます。

ハアーモニーSHB04S(1) ハアーモニーSHB04S(2)

シャッターを下まで降ろして、ボックスを開けると制御盤付モーターが中央辺りに見えます。

手動切替操作をするのに、この部分を確認する必要は有りませんが、このタイプのモーターが付いていればこれから紹介する操作方法で切り替えられます。

ハアーモニーSHB04S(3) (切替装置です)

今回は側面に取付けられていましたが、工事する人により何処に付いているかは不明です。

鉄板式巻取りボックスの場合、点検口を開けると近くに取付けてあると思います。

天井内巻取り式は、天井点検口を開けて周辺を探して見て下さい何処かに取付けてあると思います。

それでは操作ですが、通常時(電動操作)はクラッチ復帰用が引っ張られている状態です。

手動操作に切り替える場合、クラッチ開放用を引っ張って下さい少々硬いですが引けます。

その後は手で上下動作が可能になります。

ハアーモニーSHB04S(4) (切替ワイヤーの端部です)

ワイヤーを引くと、この大きなネジの様な部品を回転させてクラッチを切ったり入れたりします。

この動作をイメージしながら操作すると良いと思います。

最後に注意する事ですが、クラッチを切ったままですと誰でも上げる事が出来てしまいますのでシャッターを降ろしたら必ずクラッチを復帰させて下さい。

もう一つはこのモーターは人間の上げ下げの操作を変わりに行うだけですので、スプリングの力がシャッターに合っていないと、手で操作した時に重かったり(バネが弱い時)、勢い良く上ってしまったり(バネが強い時)しますので、最初の動作は慎重に行って下さい。



サンオートSA7UB 停電時手動操作方法

三和シャッター様製の、サンオートSA7UBスプリング併用モーター別置きタイプの操作方法を紹介致します。

サンオートSA7UBモーター(1) サンオートSA7UBモーター(2) サンオートSA7UBモーター(7)

 
このモーターの電動操作と手動操作の切替はモーターと出力スプロケットのクラッチを切ったり入れたりして行います。

写真右側の出力スプロケット(ローラーチェーンの所)直ぐ右側に付いているレバーで切り替えます。

サンオートSA7UBモーター(3) サンオートSA7UBモーター(4)

写真左側のワイヤーを引くとレバーが右側に回転してクラッチが切れ手動にてシャッターが操作出来る様になります。

サンオートSA7UBモーター(5) サンオートSA7UBモーター(6)

電動操作にする時はレバー下に出ているワイヤーを下方向に引いてレバーを回転させクラッチが入り電動操作が出来る様になります。

クラッチが入りにくい時は、シャッターを手で少し上下させてやると入ります。

手動でシャッターを降ろした後クラッチを入れておかないと、誰でも開ける事が出来てしまいますので必ず入れて下さい(要注意です)




停電時 三和シャッター製 サンオート・AD/エコロータ手動操作方法

三和シャッター様製 サンオート・AD/エコロータ(SA6CR形開閉機)の停電時開閉方法を紹介したいと思います。

東洋シャッター様製のスプリング併用式も全く一緒ですので参考にして下さい。

このタイプは、通常手で上げ下げする手動シャッターにモーターが付いた物ですので、クラッチを切り替える事で手で簡単に開閉する事が出来ます。

クラッチの切替は付属のワイヤー2本で操作します。

ワイヤーの先に2~3センチ程のリングが着いており、一方は解放用もう一方は復帰用とラベルが貼って有ります。

巻取りボックスの外に出ている場合と、ボックス内に取り付けてある場合、又はボックスに錠が2つ有る場合が有ります。

停電時の操作は解放用のワイヤーを引いてモーターのクラッチを外します、そうすると手で上げ下げが出来る様になります。

元に戻す時は、復帰用ワイヤーを引いて戻します。

開放のままですと鍵が無い為誰でも開ける事が出来てしまいます、復帰用ワイヤーを引いて動かない様にして下さい。

停電時 鈴木シャッター製モーター手動操作方法

トステム鈴木シャッター様製の、停電時開閉方法を紹介したいと思います。

シャッターモーターが見える点検口を開けます、モーター近くに手動巻き上げハンドルが有りますのでモーターの差込口に取付けます。

鈴木シャッター手動操作(1) (点検口を開けるとモーターが確認できます)

鈴木シャッター手動操作(2) 鈴木シャッター手動操作(3) 鈴木シャッター手動操作(4) (半月の位置を合わせます)

回転方向は写真のように矢印で確認できますが、確認できない物に対してはモーター右付けの場合時計回りです。

モーター左付けの場合は反時計回りです。

このまま回してもゆっくり上って行きますが、かなり力が必要です。

回す時に一緒にブレーキも開放させると、軽く回す事が出来ます。

ブレーキの開放は、危険ですので説明をしっかり読んで下さい操作は簡単です。

最初の写真の四角い箱の下に2本のワイヤーが出ています、これでブレーキ操作(シャッター降下用)をします。

鈴木シャッター手動操作(5) (赤が手動閉作用、緑が復帰用です)

赤色のレバーを下方向に引きます、カチンと言ってブレーキが開放されますシャッターも下がって行きます。

戻す時(ブレーキを効かせる)は緑のレバーを下方向に引きます、ブレーキが効きシャッターが止まります。

手動でシャッターを下げる時はこの方法で行って下さい。

巻上げ時ブレーキを開放させるには、まずハンドルを取付けて手でしっかり持って下さい(上げる方向に力を入れて下さい)手を放すとハンドルが回って危険です。

ハンドルを持ったら赤色の手動閉作用レバーを下に引きハンドルを回しシャッターを上げて下さい。

途中で休憩する場合(停止させる場合)はハンドルを止めて緑の復帰用レバーを引いてブレーキを効かせて下さい。

ブレーキが効いていない状態でハンドルを放すと、大変危険ですので注意して下さい。

シャッター停止位置ですが、開ける時は巻取りボックス下面又は少し下で止めて下さい。

閉める時は、座板が土間に付いたら止めて下さい。

上げ過ぎ、下げ過ぎはシャッターが破損する場合が有りますので注意して下さい。



停電時 東洋シャッター製 F型モーター手動操作方法

東洋シャッター様製、F型モーターの停電時開閉方法を紹介したいと思います。

モーター種類がF3、F4、F6、F10、F36と有ります。

まず巻取りボックス内のモーターが見える点検口を開けます。

F3はハンドル巻上げのみ、その他はハンドル、チェーン式の2種類が有ります。

東洋シャッター製 手動装置 (F10モーター右付けの写真です)

写真はチェーン式ですがハンドル式の場合は、チェーンユニットが付いていない状態でハンドル差込口が見えています。

F4、F6、F10は回転方向が右付けの場合は時計回りです、左付けの場合は反時計回りです。

F36は、右付けの場合が反時計回りで、左付けの場合が時計回りです。

どのメーカーにも言える事ですが、昔のタイプはほとんどがチェーン式で、最近の物はハンドル式に変わって来ています。

巻上げ停止位置ですが、巻取りボックス下面又は少し下がった所で止めて下さい、上げ過ぎるとシャッターが破損する場合が有ります。

続いて閉める方法ですが、写真のチェーンユニットの直ぐ前にワイヤーが出ている部品が有り白い紐がつながれています、この紐を下方向に引っ張ればシャッターの重みで下がって来ます

降下停止位置ですが、座板が土間に付いたら止めて下さい、紐を引いている間だけシャッターが下がりますので土間に付いたら直ぐに紐を離して止めて下さい。

下げ過ぎるとシャッターが破損する場合が有りますので注意して下さい。

停電時 三和シャッター製 SG型モーター手動操作方法

三和シャッター様製、SG型モーターの停電時開閉方法を紹介したいと思います。

三和シャッター SGモーター手動操作(1) (モーター左付けの写真です、右付けは反対向きになります)

巻取りボックスの中が見える点検口を開きます、モーター付近に手動巻上げ様のチェーンホイールが有りますのでモーターに差し込みます、この時に手動巻き上げ様のチェーンがぶら下っていますので一緒にホイールにかけます。

三和シャッター SGモーター手動操作(2) (手動チェーンホイールです)

三和シャッター SGモーター手動操作(3) (モーター差込口は半円形になっています)

手動チェーンを下に垂らしてシャッターを巻上げます、モーター左付けの場合は反時計回りです。

モーター右付けの場合は時計回りです。

巻取り停止位置ですが、巻取りボックス下面、又は少し下で止めて下さい、それ以上に上げ過ぎるとシャッターが破損する場合が有りますので、必ず止めて下さい。

続いて閉める方法ですが、チェーンホイール取付部の下にワイヤー及び紐が付いています、これを下方向に引っ張るとシャッターの重みで引いている間だけ下がって来ます。

シャッターの座板が、土間に付いたら直ぐに紐を離し止めて下さい。

降ろし過ぎるとシャッターが破損する場合が有りますので、必ず止めて下さい。




停電時 文化シャッター製 EGR型モーター手動操作方法

文化シャッター様製、EGR型モーターの停電時開閉方法を紹介したいと思います。

文化シャッターEGRモーター(1) (モーター右付の写真です、左付は反対向きになります)

まず巻取りボックス内が見える点検口を開きます、モーター付近に巻上げ様のハンドルが置いてあるはずです。

モーターに据え付けている場合も有ります、そのハンドルをモーターに差し込みます。

文化シャッターEGRモーター(2) 文化シャッターEGRモーター(3)

モーター右付けの場合は時計まわり、左付けの場合は反時計まわりに回します。

少しづつですがシャッターが上って行きます、かなり時間がかかりますがこの方法しか有りません。

巻上げ停止位置ですが、巻取りボックス下面、天井の場合は天井下面又は少し下がった所で止めて下さい、上げ過ぎるとシャッターが破損する場合が有ります。

続いて閉める場合ですが、ハンドル差込口下方に緑色の紐が有りこれを下方向に引っ張ります、シャッターの重みで引っ張っている間だけ下がって来ます、シャッターの座板が土間に着いた瞬間に紐を放して下さい。

下げ過ぎるとシャッターが破損する場合が有りますので、土間に着いたら直ぐに紐を放して下さい。

文化シャッターEGRモーター(4) (手動降下用の紐です)