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シートシャッター門番 取付

今日は小松産業様の商品でシートシャッター門番の取付を行いました

「撮影の許可が出ませんでしたので、文章のみで説明させて頂きます」

スチールシャッターが外部付で付いている開口の内部側に取付です

まず開口にシートシャッターを取り付ける物が無い為に鉄骨を組付けます

左右に口100×100×2.3を縦方向へ取り付けます
その後ボックスが付く場所の下側へ同じサイズの鉄骨を先に立てた鉄骨の内々に取り付けます
「この作業は建屋内の鉄骨等から溶接で取り付けます」
鉄骨が出来上がったら溶接個所のタッチアップです、シートシャッターを取り付けてしまうと
タッチアップがやりにくくなってしまいます

続いてシートシャッターの左右サイドフレーム(レールです)を立てます、今回はR309 W4000H4000なので
サイドフレーム内法が4006mmと左右高さレベルを合わせて、鉄骨へビス止めをします
「梱包品のサイドフレームは取付面側と外側が組付けられていますので分解します」
サイドフレームの上に本体取付金物を取り付けます

続いて巻取りボックスを本体取付金物の上に乗せ、左右ビス2本づつで取り付けます
今回はチェーンブロックで吊上げましたが、方法は色々有ります

これで本体の取付は終了です、続いて電気配線、器具付け、コントローラー(制御盤)の取付です
今回の仕様は光電管センサー、起動センサー内外、押しボタンスイッチ内外ですので
各々の器具を指定場所へ取付、配線をコントローラーまで回します
モーター線も一緒に回します、コントローラー内で結線を行います

電気配線が終わったら、分解したサイドフレームの取付、シートガイドの取付等を取り付けます

一次側電源を電気屋さんに入れてもらい、作動テストです

調整は上下限セット、光電管キャンセル位置セットを行います
これで基本の動作が出来る様になったので動作させてみます
その後起動センサーの調整、上昇、下降スピード調整、上限停止時間の調整などを行って完了です
{その他色々な調整が出来ますし、色々な器具を取り付ける事が可能です}

2人で作業してAM8時半頃現場到着、PM14時頃には作業終了しました。



門番 自動⇔手動が切り替わらない

小松電機様製の門番で、自動運転と手動運転が切り替わらなくなってしまったと依頼がありました。

症状 : manuボタン横のランプが緑色点灯状態でmanu/autoのボタンを押しても運転状態が切り替わりません。

原因 : 設定操作の時ボタンを押し間違えた事で、運転動作が手動操作に固定されてしまいました。

処置 : 固定状態を解除して改善しました。(設定操作)

運転モードのロックと解除方法について説明したいと思います。

KU型門番では、manu/autoボタン横のランプは切替可能状態で赤ランプ点灯で、切替不可は緑ランプが点灯です。

KV型門番では、液晶モニターのAUTO/MANU表示下に「ロック」が出ていたら切替不可で、何も出ていなければ切替可能状態です。

切替操作はKU,KV共に同じ操作です。

手動(MANU)のロック⇔解除 : 「停(stop)」を押しながら「自/手(auto/manu)」と「開(up)」を同時に押します、同じ操作を繰り返すとロック⇔解除が順に切り替わります。

自動(AUTO)のロック⇔解除 : 「停(stop)」を押しながら「自/手(auto/manu)」と「閉(down)」を同時に押します、同じ操作を繰り返すとロック⇔解除が順に切り替わります。

上限下限の位置設定やその他設定操作をする時に、ボタンを押す順番や押し間違えでこの様な事が起きる事があります。


門番 KU,WU型 リミット調整

小松電機様製 [門番]のリミット調整を紹介したいと思います。

今回の型式は、KU11,KU21,KU25,KU30,KU40,WU30,WU40です。

前回 KV,WV型リミット調整 で説明致しましたが、今回の調整法もほとんど同じです。

表示とコントローラーのスイッチが少し違いますので、一通り説明したいと思います。

まず運転モードから設定モードに切り替えます、「stop」ボタンを押しながら「up」+「down」+「manu/auto」+「H set」を同時に2秒以上押します。

「ピー」と鳴って表示部に「H-ADJ」となれば、設定モードになりました。

上限調整 : 「up」ボタンを押して止めたい位置まで動かします。(この時シートシャッターの動きはボタンを押している時だけ動く押切り状態です)

セット位置まで動かしたら、「Enter」を押しながら「up」を押しセットします。

下限調整 : 「down」ボタンを押して止めたい位置まで動かします。

セット位置まで動かしたら、「Enter」を押しながら「down」を押してセットします。

開口高停止位置調整 : 「H set」ボタンを押しボタンにランプが点灯している時に、セットした位置で停止させる為の機能です。(例 全開にしなくてもシャッターを通過できれば良い様な時に使います)

止めたい位置まで動かしたら、「Enter」を押しながら「H set」を押してセットします。

各調整が終わりましたら、設定モードから運転モードに戻します。(運転モードから設定モードにした同じ操作をすれば戻ります)

運転モードに戻ったら、数回上下作動をさせセットした位置で止まるか確認して下さい。

その他色々調整が出来ますので、順次紹介して行きたいと思います。

門番 KV,WV型 リミット調整法

小松電機様製 [門番]のリミット調整を紹介したいと思います。

今回の型式は、KV11,KV21,KV31,KV41,KV51,WV31,WV41です。

上下限リミット調整は、コントローラーのスイッチで行います。

今動作している状態が、[運転モード]ですので、リミット調整をする為[位置設定モード]に切り替えます。

位置設定モード : 「停」を押しながら「開」+「閉」+「自/手」+「ECOモード」を2秒以上押します。

「ピー」と音が鳴ります → モニターの表示が「イチセッテイ」になれば、位置設定モードです。

上限調整 : 止めたい位置まで「開」ボタンで動かします。(位置設定モードでは、押している間のみ動く押切り操作になります)

位置を決めたら、「確定」+「開」を押します、モニター表示が「イチセッテイ ジョウゲン」になれば、セット完了です。

下限調整 : 止めたい位置まで「閉」ボタンで動かします。

位置を決めたら、「確定」+「閉」を押します、モニター表示が「イチセッテイ カゲン」になれば、セット完了です。

ECOレベル : ECOモードで止めたい位置まで「開」又は「閉」ボタンで動かします。(ECOモードとは、全開にしなくても良い状態を作る事です、「例」全開にしなくても人が通れるぐらい開けば良い等です。)

位置を決めたら、「確定」+「ECOモード」を押します、モニター表示が「イチセッテイ ECOレベル」になれば、セット完了です。

運転モード : 上記設定が終わりましたら、通常動作の運転モードにします。

操作は、運転モードから位置設定モードにした時と同じ操作をして復帰します。

運転モードで数回動作させ、停止位置を確認して下さい。

上限、下限、ECOレベルの調整は、一つ一つ単独で行えます。

ECOレベルの基本動作は、「運転モード」+「自動」+「ECOモードボタン」を押した時にECOレベルで止まります。

基本ECO動作以外に、起動センサーでは全開、ボタン操作ではECOレベルなど色々な設定が出来ます。

今までに何台か取付けましたが、「色々な設定」「オプション部品の取付」など、お客様のニーズに合わせた使い方が出来る優れた商品です。

使用場所 : 食品工場の間仕切り、精密機械組立ラインの間仕切りなどクリーンルーム又、工場、倉庫など頻繁に開け閉めが有り冷暖房が外に逃げてしまう様な所で良く使われています。

開いたまま降りてこない

症状 : シートが巻き上がったまま自動でも手動(上下スイッチ)でも全く降りてこない。

原因 : 光電管センサーの取付け母体にフォークリフトがぶつかり光軸がずれて障害物有りの状態になっていました。

処置 : 光電管センサーの角度調整をして降下するようになりました。

構造 : 小松電機産業様製 門番についてですが、シートシャッターのサイドフレーム(レール)の下の方とシートシャッター取付け面と反対側にオレンジ色の台形のカバーに光電管センサーがついております、正常時は赤と緑のランプが点灯している方(受光部)と中心の目玉がほんのり赤く光っている方(投光部)とあります、異常時は受光部のランプが消灯しています、調べる方法としては受光部側から投光部側を見てほんのり赤いランプが受光部の目玉の方向に向いているか、もし赤く光っていなければ制御盤内の管ヒューズが飛んでいる可能性があります、良ければ受光部の角度調整をしてみて下さい、ランプが両方点灯すれば降りてくるはずです。

注意 : 投光部ですが反射型と言うのもあります、3~4センチ角の厚みの薄い反射板ですこれは何も光らないので一旦反射板を外して手に持って色々位置を変えて試してみて下さい(かなりシビアです)このタイプは幅の狭いシャッターに多く使っているみたいです。
センサーの数ですが全く無い場合と複数台使っている場合と様々ですので一つでもダメの場合降りませんので全部確認してください。

光電管投光機 ←投光部  受光部→ 光電管受光機